「本当に欲しい物だけ買う」のがサステナブル
エコな買い物って何でしょう?
いちばん環境に優しいのは買わないことです。
でも街には素敵なものであふれいていて、
ネットを見てもオシャレな洋服の広告がいっぱい。
素敵なアイテムに出会ってしまったときに、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
毎日でも着たいと思えますか?
着なくなって処分するまでに何回くらい着ますか?
何年でも着たいと思えますか?
この15年で世界の衣服生産量は2倍に増えています。
洋服を作るのに大量のエネルギーが投入され、環境を汚染しています。
それなのに、それらの大量の衣服が短期間着用されただけで、焼却や埋め立てによって失われてしまうのです。
サーキュラー・エコノミー推進機関として有名なエレン・マッカーサー財団によるリサーチでは衣服の使用回数は、15年前の36%も下がっているという結果が…。
原因はファストファッションの台頭と低価格化により、1年以内に捨てられてしまう衣服が増えたこと。
ファストファッションはお手軽に流行を楽しめるという利点があります。
ですが、
思わず買ってしまったけれど、家で着てみたらしっくりこなかった…。
結局タンスの肥やしになってしまった…。
なんてことにならない様によく考えてお買い物することがエコにつながります。
それでも「やっぱり欲しい!」と感じたら、まずは縫製をチェック。
丁寧にしっかり縫製されている洋服は長持ちします。
雑な作りの洋服は数回着ただけ・洗濯しただけでダメになってしまうことも…。
大切に長く着るは、次々と新しいものを消費しないにつながるので環境に優しいです。
それから「品質表示」をチェックしてみてください。
タグには衣服の大切な情報が書かれています。
品質表示が天然繊維か合成繊維か、それともリサイクル繊維かどうかを確認してください。
合成繊維とは石油から作られた繊維のことで、
ポリエステル、アクリル、ナイロン、ポリウレタンなど。
天然繊維はコットン、麻、ウール、アルパカなど。
合成繊維も天然繊維も生産過程で環境に与えるダメージは大きいです。
合成繊維は原料が石油なので天然繊維に比べ環境に悪いイメージがあります。
ところがSustainable Apparel Coalition (SAC)のリサーチによると、
天然繊維のほうが製造段階での環境負荷は大きいのです。
では合成繊維のほうが環境に優しいのかというと、これらの繊維は最近注目されているマイクロプラスティックが洗濯のたびに流れ出てしまいます。
ペットボトルやポリエステルの衣服を化学分解して、もう一度ポリエステル繊維に再生するリサイクル繊維の技術はまだまだ普及していないのが現状…。
どの素材が環境に優しいのかは一長一短でなかなか難しいです。
天然繊維のほうが合成繊維に比べリサイクルしやすく、
マイクロプラスチィックの問題もありませんし、生産方法の違いで環境負荷が全然違います。
例えばオーガニックコットンは通常のコットンに比べて、25%も環境負荷を抑えているものもあるそうです。
お買い物の際に、買いたいと思った洋服がどのようなものなのか、
よくチェックすることがエコへの大きな第一歩です。
参考文献
エレン・マッカーサー財団「A New Textiles Economy: Redesigning fashion’s future」2017年11月28日
